入社後、わずか1ヶ月で初契約をしたT.Mさん。その後1年間はコンスタントに売上をつくっていきましたが、2年目で初めての挫折を経験。その後もよい時期と悪い時期を繰り返しながら、自身の営業スタイルを柔軟に変えていったそう。実際のご経験をもとに、話をうかがいました。

T.M

2019年入社

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2020年ソヴリックコーポレーション入社。入社後、わずか1ヶ月で初契約を受注するとともに、その後コンスタントに売上を積み重ねていく。現在は、本社の課長として実力を発揮している。

もっと意欲的に働きたい。
父の背中を追いかけるように転職。

目的を持たずに進学した大学生活は想像以上につまらなく、ほとんど授業にも出席せずに中退しました。周りの友人の多くは大工として働いていましたが、自分も同じように作業着を着て仕事をしたいかというとそうではないなと感じたんです。私の父親は自営業で、毎日ふらふらになるまで働いていましたが、その姿は幼い自分にとって格好よく映っていて。

自分も働くのであればあんな風にがむしゃらに頑張ってみたい。スーツを着て、毎日背筋を伸ばしながら働いてみたいと思うようになりました。大学を中退し、親に迷惑をかけてしまったこともあり、早く働いて恩返しをしたいという気持ちもありました。そこでパッと思いついたのが、不動産業界。友人がソヴリックで働いていたので、紹介してもらうかたちで入社しました。

限られた時間を最大限活用し、
わずか1年でスピード出世。

ここでなら負けないだろうと意気込んで入社しましたが、初めてかけた営業電話で出鼻をくじかれました。お客様に商品の説明をはじめてすぐに電話を切られてしまい、こんなにすぐ切られてしまうものなんだと驚いたのを覚えています。

上司からも「声が小さい!もっと声を張れ!」と指導を受けながら、思っていたより結果を出すのは難しいのかもしれないと感じました。でも、この会社は結果を出せば正当に評価をされる環境があります。刺激し合える仲間がいて、全員が売上という同じ目標に向かって真っ直ぐ進んでいるという一体感。その環境に身を置けば、自分もどんどん成長ができるだろうということがモチベーションになりました。

上司や先輩方からの教えを実行しながら日々過ごすうちに、入社1ヶ月で初契約。半年で主任まで昇進し、その後の半年で係長に。営業日は時間の許す限り仕事にあて、全力で働いていましたね。

だめだと感じたら、
営業スタイルを根底から変える。

順風満帆だと思っていた1年目から一転し、2年目の最初の半年はうだつの上がらない日々が続きました。アポイントメントはとれるのですが、契約に繋がらないということが立て続けに10回くらいあり、もう一生売れないのではと思いましたね。当時は体力勝負で、アポイントの数をこなせばいいと思っていたところがあったのですが、それがまさに諸悪の根源だったんです。具体的には、お客様が商品に対して買うことのメリットを感じているかどうか、しっかり判断をせずに交渉に行っていたということ。

そのため、確度の低いお客様にも同じように時間を使ってしまっていたんです。これではだめだと思い、交渉に行った際の反省点をすべて振り返るという作業を行いました。次の交渉ではどんな点に注意するかを具体的に記し、日々改善を行ったんです。

結果的には、それまでの自分の営業スタイルそのものをガラリと変えることになりましたが、そこに固執する必要がないことにも気がつくことができました。その改善もあって、次の半年では数字が出るようになってきましたね。

うまくいかない時期こそに、
成長への気づきが潜んでいる。

3年目の終わりから部下がつくようになり、はじめの3ヶ月はチームとしてうまく循環しているなと感じていました。その結果、4年目に課長に昇進しましたが、そこでまた試練があったんです。契約まで漕ぎ着けても、後日に断りの連絡があったり、お客様のローンが通らなかったり。部下も自分も、なぜかうまくいかないということが続きました。このままでは、部下の私に対する信頼も薄れてしまうと危機を感じて。これはまた何かを変えなければいけないタイミングかもしれないと思い、再度交渉の見直しを行ったんです。そこで見えてきたのが、お客様へのヒアリング不足という問題点。契約前にもっとお客様と密にコミュニケーションをとるという方針に変え、売上が安定してくるようになりました。きっとこの先の未来もうまくいかない時期がきっとやってくると思いますが、一つひとつ柔軟に対応していきたいと思います。

ピンチはチャンス。T.Mさんが「もう売れないかもしれない」と悩んだ日々には、次へのステップアップのヒントが隠されていました。「たまにはサボりますよ。でも、ここは絶対に逃げたらだめだ、これは絶対やらなければというフェーズがあるんです。そこでいかに自分を律してやれるか。そこで頑張れた人に、また次のチャンスが待っていると思います」と締めくくってくれた。

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